金沢市議会 2016-09-14 09月14日-02号
都心軸中心の都市交通をどのようにするのかとの考えで検討が進められ、多くの市民は置き去りとなってはいないでしょうか。市民の足としての公共交通をどのようにつくるのか、高齢化社会の中で生活弱者と言われる方々の願いをどのように実現していくのか、そのことをまず考えていただきたいと思います。我が党議員団は、LRT計画が進む宇都宮市を視察してまいりました。
都心軸中心の都市交通をどのようにするのかとの考えで検討が進められ、多くの市民は置き去りとなってはいないでしょうか。市民の足としての公共交通をどのようにつくるのか、高齢化社会の中で生活弱者と言われる方々の願いをどのように実現していくのか、そのことをまず考えていただきたいと思います。我が党議員団は、LRT計画が進む宇都宮市を視察してまいりました。
都心軸中心の大型開発事業であり、金沢テクノパークなどの工業団地への企業誘致、そして金沢港の大水深岸壁など一連の開発事業とともに、大手企業のコマツの誘致が行われました。しかし、280億円を投じ先端産業を誘致するとした金沢テクノパークは、6年間、立地はありません。いまだ用地の4分の1、東京ドームの約2個分が売れ残ったままです。
それが、都心軸中心の大型開発事業です。駅西、駅前、武蔵、香林坊、片町と連なる地域で、区画整理事業や再開発によるビル建設など、大型開発事業がこれまでの市政によって進められてきました。これまでに投じられた総事業費は、3,225億円に上ります。 その一つである駅武蔵北地区再開発事業が、36年を経て事業の終結を迎えました。
長きにわたって進めてきた山出市政は、都心軸中心の大型開発を企業呼び込み型で多大な借金を重ねながら進め、暮らし、福祉削減方向に向かっておりましたが、山野市政に期待を寄せた市民は、命、健康、暮らし、福祉が優先される市政に切りかわることを願って、刷新の旗を掲げた市長の政治姿勢をこの1年見てまいりました。とりわけ市長は、この間、フットワーク軽く、あらゆるところで市民の声を聞かれたと思います。
商店活性化に向けて都心軸中心の商店街にとどまらず、まちなか地域商店街から店舗が消えていく状況に歯どめをかけていかねばなりません。何より、やりくりしながら必死に頑張っている商店、商店街こそ応援すべきです。
借金を急増させた最大の原因は、都心軸中心の大型開発に湯水のように財源を投入したことです。金沢駅東広場でのドームの大屋根を約44億円かけて建設するなど、この地区の開発だけでも約600億円を投入しました。金沢駅西と駅東周辺の開発、駅から武蔵、武蔵から香林坊と、次々に大型開発事業が進められた結果、平成5年、1993年度の一般会計に占める投資的経費の割合は39.1%に達しました。
市長、あなたが熱中し続けた都心軸中心の大型開発事業は多くの矛盾を生み、巨額の借金を生み出しました。必要のない辰巳ダム建設に240億円。大企業コマツ1社のための金沢港湾整備に247億円。石川県は白山にトンネルを通す道路建設事業に1,700億円にも上る税金を投入するというのです。道路が完成すると17分の短縮になるというのです。
市長は、これまでの就任中に国の政治とも相まって、市民には今や1人当たり101万円の借金を背負わせながら、都心軸中心のまちづくりや辰巳ダムの建設など、コンクリート行政と言われる大型開発を積極的に進めてきました。
第2に、都心軸中心の大型開発に巨額の税金を投入する政治への決別です。市民の暮らし、福祉、教育を重視する政治への転換が求められています。第3に、地方交付税削減など地方自治を壊す政治から地方自治を守り、発展を目指す政治への転換が求められます。以上の点について、市長の見解を伺うものです。
これまでを振り返ってみても、国が進めてきた公共事業拡大路線によって、本市でも都心軸中心の大型開発に湯水のように税金を投入し、巨額の借金を生み出しました。その一方では、行政改革だと市民生活に直結する分野の人も予算も削り、さらに財政赤字が危機的だとして、この6年間に福祉を初め、市民生活の分野を徹底して削減しました。その結果、160億円もの財源を生み出し、借金返済となる繰り上げ償還に充ててきました。
都心軸中心の大型再開発に湯水のように税金を投入するとともに、国が進めてきた公共事業投資論を背景に、本市の投資的経費は年間800億円にも達し、一般会計に占める割合は、同規模の都市の中で2年連続して日本一となったぐらいでした。日本列島がダムや橋の建設、大型再開発事業なるものに夢中になった夢の後は、巨額の借金が残りました。
次に、世界都市構想のもと、この間、金沢港、駅西、駅周辺、武蔵、香林坊と都心軸中心に開発が進められてきました。そして、都心再生の名で駅武蔵北地区再開発事業は引き続き進められ、残す第3工区を特定建築者制度によって進めておられます。
第2に、都心軸中心の大型開発に湯水のように税金を投入し続けてきた結果、その破綻があらわれるとともに、財政上にも大きな困難をもたらしてきました。香林坊から武蔵、金沢駅、駅西と連なる一連の開発に総額3,225億円が投入され、そのうち本市は874億円の財源が使われてきました。18年度完成した金沢駅北地区土地区画整理事業は、15年前の事業が始まったときは60億円の規模でした。
その一方で、過去に住民追い出しを進めながら、今日に至ってはまちなか活性化をうたい、都心軸中心の開発にかかわってきた600億円近い巨費を投じた駅周辺事業に続き、駅武蔵北地区再開発事業で3億7,000万円近く、第3工区に続いて第4工区も特定建築者によるビル建築に着手し、またコマツ1社のための港湾整備に4億3,000万円を投じるなど、大企業優遇、市民不在のまちづくりを見直すことなく推進していく決算であり、
これまで、都心軸中心の再開発事業や郊外における区画整理事業を中心としたまちづくりの中で大型店の出店が相次ぎ、小売店舗に占める大店舗占有率は60.2%まで膨れ上がった本市の状況は、深刻ではかり知れなく、消費者もまちなかで買い物をできない状態にあります。
本年3月末で89.5%まで事業進捗となった駅北土地区画整理事業は続いており、相変わらず新年度予算でも都心軸中心の再開発事業や駅東広場のガラスドーム大屋根建設に力を注いでおります。総事業費 599億円の巨費を投じる駅北土地区画整理事業もいよいよ来春の完成に向け、30億 7,260万円かけて工事が進められ、むだ遣いと指摘してきたガラスドームと大屋根も姿をあらわしてきました。
本予算の主なものは、事業の調整差金や入札差金ということでありますが、議案第68号、議案第70号、議案第75号はいずれも市民不在の都心軸中心の駅北土地区画整理事業や武蔵地下駐車場にかかわる駐車場事業費特別会計に関する予算措置となっています。今回、補正で盛り込まれた3億 3,200万円は、駅東広場シェルターの建築仕上げ工事を前倒しするものであります。
しかし、このような知恵を絞らなければならない緊縮財政であっても、金沢駅周辺再整備や駅武蔵北地区第3・第4工区を含む駅武蔵地区事業など、引き続き都心軸中心につぎ込むものとなっているのであります。この道を改めて、不況のもとの市民の暮らしを直接応援するものへと切りかえるべきです。 その第1に、上下水道料金や保育料などの公共料金の引き下げで市民生活を直接応援することです。
こうした決算について認定できない主な理由は、都心軸中心の大型開発事業などゼネコン型大型開発に、引き続き巨額の税金を投入した結果、大きな矛盾と問題を引き起こしてきたことが一層明らかになったことであります。 その1つとして、駅北土地区画整理事業は、当初計画の10倍に上る約 599億円の事業に膨れ上がり、平成13年度末で約 426億円が投入されました。進捗状況は71%であります。
こうした決算について認定できない主な理由の第1は、都心軸中心の大型開発事業など、ゼネコン型大型開発に引き続き巨額の税金を投入した結果、大きな矛盾と問題を引き起こしてきたことが一層明らかとなったことであります。決算では、金沢駅周辺再生事業に76億6,000万円が投じられました。その中心が駅北土地区画整理事業で、当初計画の10倍に上る約 600億円の事業に膨れ上がっています。